娘に腋臭手術を受けさせるべき?
45歳の主婦です。
子供が二人いるのですが二人とも主人の遺伝でワキガのようです。
男の子はまだいいかもしれませんが上の子は女の子なので、学校でいじめられたり恥ずかしい思いをしたりしないか不安です。
本人に伝えるべきか悩みましたが家族がはっきり教えてあげたほうがいいだろうと思い先日「こういう体質みたいだから気を付けようね」と話してみました。
本人は全く気付いていなくてショックだったようです。
今後本人がやりたいといえば手術もさせてあげたいと思っていますが中学生くらいだとまだ手術は早いですか?
それともできるだけ早いうちにしてあげたほうがいいんでしょうか?悩んでいます。
ご自身がワキガの場合、お子様にワキガが遺伝する確率は50%以上あり、さらに両親ともにワキガの場合は、遺伝の確率が80%以上になると言われています。
ご自身のワキガ対策ならまだしも、思春期を迎える自分の子どもにワキガが遺伝し、それが原因でイジメやトラブルになるのは見るに耐えないことです。
そのため、ご自身がワキガである場合、ご自身のワキガケアだけではなく、上記の相談のように、お子さんのワキガ対策について悩んでいる方はとっても多いのです。
そこで、この記事では、「お子様へのワキガ遺伝と、ワキガ手術検討の是非について」をまとめました。
お子様のために、チェックして見てください。
ワキガ手術の効果とリスク
ワキガ手術の目的はワキガの原因となる脇の下のアポクリン汗腺を取り除くことです。
このアポクリン汗腺を取り除く手術には5つの種類があります。
- 剪除法(せんじょほう)
- 皮下組織吸引法
- 超音波吸引法
- 皮下組織削除法
- ミラドライ法
上記の手術方法にはそれぞれ特徴があり、効果も異なります。
基本的には、「アポクリン汗腺を完全に除去できれば、ワキガは完治」となることから、どの方法であっても、汗腺除去ができればいいわけです。
そして、種類以上に重要なのが「担当医の技術」です。
手術である以上、担当医の医療技術が手術成功かどうかを左右します。
そのため、ワキガ手術を受けるには、「方法・担当医」などを慎重に調べる必要があります。
ワキガ手術による生活への影響
ワキガ手術は脇にメスを入れるため、術後は生活への影響が出ます。
しばらくの間は痛みが残り、入浴が制限され、重たいものが持てなくなります。
これだけならいいのですが、脇に残る傷跡は少し目立つことから、夏前のワキガ手術は避けた方が無難です。
ワキガ手術は受けさせるべき?
お子様のワキガを完治させるために、ワキガ手術を受けさせるかどうかは、次のポイントが全てクリアできる方が理想です。
- ワキガ手術の名医が通えるエリアにいる
- 術後の後遺症を受け入れる覚悟がある
- ワキガ専用デオドラントクリームは全て効果がなかった
- 手術に抵抗が無い
- 再発リスクを理解している
お分かりかと思いますが、当サイトでは「積極的なワキガ手術」は推奨していません。なぜなら、ワキガ手術を受ける前に、取るべき対策があるからです。
リスクが少ない方法のうち、ワキガ臭を抑える効果的な方法を色々試し、それでも効果がなければ、初めてワキガ手術に踏み切ればいいでしょう。
では、ワキガ手術に頼らない「ワキガの匂いを抑える方法」とは何かを紹介します。
ワキガ手術以外で完全消臭させる方法
2014年ごろから市販のデオドラントではなく、ネットショップ限定でワキガ専用デオドラントクリームが発売され始めました。
それらのデオドラントクリームに配合されている「イソプロピルメチルフェノール」や「パラフェノールスルホン酸亜鉛」が高い消臭効果・制汗効果を発揮し、手術しなくてもワキガ臭を抑えることができるようになったのです。
もちろん、クリームなので「効果が永久」という訳ではなく、毎日のケアが必要という観点ではワキガ手術に劣りますが、
- 低リスク
- 低価格
- 効果が高い
上記のメリットがあるため、ワキガ手術を受ける前にワキガ専用デオドラントクリームを使う方が多くなってきています。
もし、お子様にワキガ手術を勧めるなら、まずはワキガ専用デオドラントクリームを1本勧めてみてはいかがでしょうか。
脇にメスを入れるのは最後の手段です。
メスを入れなくてもワキガ臭が消えるなら、1本3000円程度のデオドラントクリームを使う価値は高いです。
まとめ
ワキガ手術は、ワキガの悩みから完全に解放されるイメージがありますが、現実は「再発リスク」があり、それに「術後の生活の支障」などの問題があることから、決断は慎重になるべきです。
大事なお子様のカラダにメスを入れる判断は、リスクが低い方法を全て試してからでも遅くないでしょう。